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栽培の基本② 施肥編

土づくりが終わりましたら次は施肥です。
土づくりと何が違うの?と思うかもしれませんが、簡単にいえば土づくりは主にベースを整えてあげる、施肥は植物の生育に必要な成分を入れてあげることです。

土づくりの際に苦土石灰を入れたけど?と思った方、よくぞ気が付きました。
苦土石灰もいわゆる植物の生育に必要な養分なのですが、
一般的なチッソ、リン酸、カリウムに比べて肥効効果が出るまでに時間がかかるので先に入れておくんですね。

では、施肥について詳しく見ていきましょう。

施肥量の考え方

施肥量はその植物がどれくらい必要かを考えて決めます。
トマトの場合は元肥としてチッソ分でおよそ10㎏/1000㎡入れます。
これを株あたりに換算するとおよそ5gになります。(1000㎡あたりの定植本数が2000本なので)

5gの窒素分を補うには化成肥料8・8・8をおよそ60g(4.8gのチッソ分)を入れると良いでしょう。
追肥があるので多少少ない分には問題ございません。それよりも生育初期で株が小さいときに
肥料分が入りすぎる方が問題です。

このタイミングでマルチやワラを設置すれば肥料分が雨で流れることもなく、地温も確保でき、適度な水分が土中に残るので、初期の生育もよくなると言わけです。

施肥バランスは?

チッソ、リン酸、カルシウムはその作物によっておおよその数値が決まっております。
それに対して、カルシウム、マグネシウムの量をしっかりと決めることが出来ればおおよその数値は整います。
ではどれくらいかといいますと、チッソの10倍のカルシウム、2倍のマグネシウムです。
8・8・8の場合、60gを株あたりに入れるとおよそ4.8gの窒素が入ります。そこに苦土石灰(カルシウムとマグネシウムの肥料)が入るわけですが、
成分で見たときに48gのカルシウムと、9.6gのマグネシウムが必要です。
一般的に売っている苦土石灰はカルシウム55%、マグネシウム15%程度です。90g入れるとカル49.5g、マグ13.5g入るわけです。
これが前もって入れた苦土石灰90gの理由なんですね。
先に入れた理由は肥効効果が遅いからなんです。もっと言えば、カルシウムやマグネシウムはチッソと一緒になって硝酸カルシウムや硝酸マグネシウムにならないと水に溶けにくいので吸収しにくいからです。
その変化が起きるのに2~3週間かかるので苦土石灰は早めに入れておくと良いんですね。

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