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リン酸欠乏

リン酸は非常に重要な成分の一つで元肥や追肥でも必ず入れる成分(化成肥料には概ね入っている)ですが、土壌中の他の成分と結合しやすく、吸収阻害が起きることでも有名です。
その仕組みを見ていきましょう。

解説

リン酸欠乏はリン酸の不足によって起きるのですが、実際の施肥メニューを見てみるとリン酸を入れないケースは無いと言って良いくらい必ずのように入れます。
ではなぜ欠乏症がでるのでしょうか?

それはリン酸と他の養分との関係が重要

リン酸はチッソのように水に溶けて移動しやすい成分とは違い、土中で鉄やアルミニウム、そして重要なカルシウムと結合しやすく、結果的に吸収しにくい形となってしまいます。
結合のしやすさは カルシウム<アルミニウム<鉄の順で結合しやすいです。

結果として与えているのに吸収しにくくなる、というわけです。
また寒いときも吸収効率が落ちるので写真のような紫がかった葉になったりします。

対策

リン酸にも種類があり、一般的な化成肥料8・8・8などに入っているリン酸は可溶性リン酸や水溶性リン酸が入っており、可溶性リン酸は鉄やアルミと結合しにくい。
水溶性リン酸は即効性があり効きは良いがすぐに結合して不溶化してしまう。

ではどうやって効かすか

家庭菜園においては夏場で水も多く当たる環境のため、そこまで気を遣わずともリン酸は吸収できるケースが多いが、カルシウムや鉄まで吸えなくなるのは問題ですので
付属の肥料にお酢を50㏄程一緒に混ぜて使ってみましょう。そうすることで土中のリン酸結合も解かれ吸収しやすい状態になります。

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