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カリウム欠乏について

トマトはカリウムを多く含む品種であり、実の肥大にも大きな影響を与えます。
一般的には根の肥料ということで「根肥」と言われていますが、根に与える影響よりも実際は光合成・炭水化物の蓄積に関係、開花結実の促進に使われます。
(光合成、炭水化物の蓄積に関係するので根にも影響はございますが)
欠乏することで様々な症状が出てきますので、注意してみていきましょう。

解説

 

トマトにとってカリウムは重要な成分で、下記の表をみてもわかる通りその要求量は非常に高いです。
(=施肥量ではございません。誤解の無いようお願い致します)

カリウムが少なくなるとわかりやすい症状として樹の中段の葉先が枯れてきます。カルシウム欠乏に似た症状ですが、発生位置が異なります。(カルシウムは樹の上段に同様の症状が起きます)。
また、実の肥大に影響を与えますので、トマトの場合はなで肩になる傾向にあります。

何よりも一番重要な役割は「炭水化物の合成、移行、蓄積」にあります。
健全な生育に重要なのは「窒素」による生長ではなく、「窒素」と「炭水化物」が合成されてできる「アミノ酸」「タンパク質」によってもたらされるものなのです。これが「炭水化物の合成、移行、蓄積」です。

対策

家庭菜園向けの肥料はチッソ、リン酸、カリウムが一緒になったものが多いので、リン酸やカリウムをピンポイントで供給するのが難しいです。
そこでお使いいただくのが添付の「ダッシュMEネオ」です。


これはチッソ分がゼロでリン酸、カリウムと微量要素を含んだ肥料です。
通常の追肥ではどうしてもチッソ分が入りますが、不足がちなリン酸、カリウムをピンポイントで補うことが可能です。
症状が顕著に出る場合は単体で2㏄を4L の水で薄めて(2000倍希釈)散布し、1週間ほど様子を見てください。
(通常は2週に一回、「PSダッシュMEネオ」「微量要素の宝船」「プロモートR」を各2ccを4Lの水によく混ぜて散布してください。)

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