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擬葉が枯れている
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擬葉が枯れている
擬葉の枯れはその発生場所や状況によって異なります。主に欠乏症、虫の食害、水分欠乏が原因となります。要因と対処について解説します。
樹の上段、生長点付近が枯れている
主にこの部位の枯れはカルシウム、ホウ素不足によっておこることが多いです。カルシウムは植物体を強化する働きがありますが、移動性がよくないため、生長点付近にその影響が出やすいです。
ホウ素はカルシウムの運搬役を担っており、ホウ素が不足する=カルシウムの移動性が悪くなるとも言えます。
しかし難しいのはカルシウムとホウ素は拮抗作用(片方が効くと片方が効きにくくなる)を持っているため、適切なバランスで施用しないとお互いの効力を打ち消すことも。
ここが肥料の難しいところですね。
バランスですが、もともとホウ素は微量要素と呼ばれ、ごく少量でその効果を発揮しますので、通常の施肥、追肥で与えているカルシウムに対し、ホウ素は葉面散布で与えれば十分と考えております。
付属の「微量要素の宝船」の定期施用を心がけましょう。週1回の施用で十分です。
下の写真は枯れたところにカビが入り、さらにダニにやられるというひどい状況です。
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食害による枯れ、他。
虫の食害によってその生長点が枯れることもあります。生長点が枯れている樹を見かけたら、その茎に食害がないか確認してください。
生長点が枯れるような食害は概ね茎に穴をあけるような食べ方で、アワノメイガという虫の食害後になります。
残念ながら虫に食い荒らされた場合は回復しませんので、その他に被害が広がらないよう虫を見つけたら捕殺するようにしてください。
アワノメイガはスイートコーンにつく虫として有名ですが、最近ではアスパラガスでもよくみるようになりました。
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急性萎凋
急性萎凋は夏の炎天下で起こりやすい、急激な萎れの事です。欠乏症や虫の食害と違い、比較的回復のしやすい症状です。
これは夏場の温度上昇とともに急激に水を欲するのですが、その土壌に水が足りないと吸水することができず生長点から萎れてきます。
水を与えれば回復しますが、時間が経つほどに回復が難しくなりますので夏場の水やりには十分ご注意ください!
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