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アザミウマについて

アスパラガスを含むたくさんの作物の害虫として知られているのがアザミウマです。
サイズは1mm程度ととても小さいです。注意していないと知らぬ間にアスパラガスの生育が悪くなるということも…

写真はスマホの上を歩くアザミウマ(白い細長い粒に見えるのがアザミウマ)


解説

主な発生時期

5~6月と9~10月です。乾燥状態を好み一般的には梅雨が明けてから発生しやすくなりますが、雨が少なかったり気温の上昇が早くなると、梅雨明け前から発生することも。

体長1~1.5mmで細長いとても小さな虫です。複数種類がいて、色も黄色・褐色・黒色など様々です。繁殖能力も非常に高く、生まれてから10日程度で卵を埋めるようになります。放っておくとあっという間に増えてしまいます。

また、アスパラガスに限らず様々な作物や雑草にも寄生しており、発生を完全に抑えることは非常に困難です。過剰なチッソ肥料や、潅水不足、日照不足などによる植物体の弱体化に加え、アスパラガスの周りに雑草、特にシロツメクサが繁茂しているとたくさん発生します。

注意点

梅雨明けもしくは夏の終わりごろに、以下のような症状が見られたら要注意です。

  • 擬葉の先端が展開せずにねじれたような感じになっている。
  • 擬葉の先端がちりちりしている
  • 茎の表面にかすれたような跡がある

 

対策

大前提として、植物体を強くすることを考えましょう。チッソ過剰にならないように肥料管理をすること、潅水をこまめに行い乾燥させないことが大切です。
発生時期はちょうど追肥のタイミングですので以下の追肥量を目安にチッソが強く効いているときは苦土石灰のみにするなど対策して下さい。

加えて、雑草を定期的に抜き取りましょう。雑草がなくなることでアザミウマの棲家も減り、発生を抑えることが出来ます。
お酢の散布も一定の忌避効果があります。200倍~300倍に薄めてから植物体に振りかけてあげましょう。

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